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事務所便り(宮崎事務所事務局)

ずっと,気になっていたことを遂に実行しました。

「クラリネットのメンテナンス」です。

ここで,少しだけ,私のクラリネット事情を書かせて頂きますと・・・。

思い起こせば,高校の3年間,そして大学に入学してからも,暇があればクラリネットばかり吹いていた青春時代だったのですが,そのうち,勉強(?)や,研究(?)や,遊び(!)が忙しくなり,クラリネットに触れる時間が段々と減っていきました。
その後,クラリネットを吹かなくなってから随分と時間が経ち,今度は,私の一番下の妹が高校の吹奏楽部に入部,クラリネット担当になったということで,私の手元から,実家の妹のとこへ旅立っていきました。
そして,また少し時間が経ち,妹は高校を卒業,誰にも吹かれなくなったクラリネットは,そのまま実家の倉庫で保管されることになりました。

それから,また長い年月が経ち,息子も6年生となり,クラシック音楽や映画音楽に興味を持ちだした頃,
「お父さんも実は昔,クラリネットという楽器を吹いていて・・・」なぁんて,話が持ち上がり・・・,
「うっそーん!お父さんがぁ・・・」みたいな反応が飛び交う中,
「ほな,見せたろか?」・・・と,流れ的に筋書き通りな感じの展開となっていきます。

聞けば,約14年間,実家に放置だったクラリネット。

早速,宮崎に送ってもらいました。
私自身も吹かなくなってから約20年ぶりのクラリネットとのご対面。ドキドキしながらケースを開けてみます。
・・・なんだかタイムカプセルを開ける感じです。
開けてみると,意外に楽器本体はピッカピカ。当時のままの楽器の匂いや,高校卒業時にケースに直接書いて貰った部員達からの寄せ書きもそのままで,20年前の思い出が一瞬でよみがえってきます。

思い出に浸りながら,楽器を組み立てリードをセットし,いざ息を吹き込むのですが・・・FとG以外の音が出ません。。。
果たして,自分が吹けなくなったのか・・・,それとも楽器本体が悪いのか・・・。
息子も,「なぁんだ・・・音出ないし・・・」とがっかり顔。(まさしく「パパからもらったクラリネット」状態)
息子の手前,若干のかっこ悪さもありましたが,それよりもクラリネットが鳴らないことへのショックが,心のどこかにひっかかったまま,その日はケースに仕舞いました。

その日から,何かをする度に,楽器のことは気にはなってはいましたが,特に急を要しているわけでもないし,
積極的にメンテナンスという選択肢もぼやっとしたままで,特段,きっかけもなく,また時間が過ぎていきました。

そして,この春,息子が小学校を卒業,そして中学入学と慌ただしく時間が過ぎ,気付けば,息子は吹奏楽部へ入部していました。入部したばっかりで,音楽が好きな息子は,派手に見えるドラムやサックス等の楽器体験を楽しみに,毎日部活に行っていたのですが,数週間経って,決まった担当楽器は,なんと,これまたクラリネットでした。
先輩達の勧誘や,顧問の先生の人選もあったようで,本人も納得(?)のクラリネットになったようです。

そうなると・・・,やっぱり・・・,どうせなら。。。

息子に自分が使っていたクラリネットを吹いて欲しい!!!って気持ちが湧き上がります。
(どうせメンテナンスするんだったら,久しぶりに自分も吹いてみたいし・・)
ようやく,クラリネットをメンテナンスして復活させる気持ちになってきました!

ここでまで長かったですが,ようやく冒頭の「ついに・・・」に繋がります。

楽器は,Buffet crampon(ビュッフェ・クランポン)の「RC」というモデル。
オーバーホールをと思っているので見積額もドキドキしますが,とりあえず吹奏楽部の顧問の先生が
厚い信頼をおいていらっしゃるという管楽器技術師の方にお願いしてみました。

クラリネットが復活して,戻ってくるその日がとってもとっても楽しみです。
(息子に吹かせることより,自分が吹けることの方が楽しみだったりして・・・,
そして,楽器本体は全く大丈夫でしたよぉ!なんてオチだったりして・・・)

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